Published: 2025-07-02 11:42

池袋 法律事務所刺殺事件 背後から襲撃 抵抗後も襲い続けたか

1日、東京・池袋の高層ビルにある法律事務所で、36歳の従業員の男性がナイフで刺されて死亡した事件で、逮捕された同僚の従業員は事務室にいた男性に背後から近づいていきなり首付近を刺し、抵抗されたあとも襲い続けていたことが警視庁への取材でわかりました。調べに対し、「以前から恨みを持っていて、我慢の限界がきて刺した」などと供述しているということで警視庁が事件に至るいきさつを調べています。

1日正午前、東京・豊島区東池袋の高層ビル「サンシャイン60」にある法律事務所で、従業員の芳野大樹さん（36）がナイフで複数回刺されて死亡し、警視庁は事件直後に近くの交番に出頭した同僚の従業員、渡邊玲人容疑者（50）を殺人未遂の疑いで逮捕しました。

警視庁によりますと、2人は別の部署で働いていましたが、渡邊容疑者が事務室でいすに座っていた芳野さんに背後から近づいていきなり首付近を刺し、抵抗されたあとも襲い続けたということです。

凶器のナイフのほかにもリュックサックの中に2本刃物を所持していて、調べに対し、「職場で嫌なことがあり、以前から恨みを持っていた。我慢の限界がきて刺した」などと供述しているということです。

警視庁は強い殺意があったとみて、容疑を殺人に切り替え、事件に至るいきさつを調べています。